語学学校事情

全国に100校以上の語学学校

ニュージーランドには、全国に100校以上の語学学校があります。その内の約半分がオークランドに位置しています。

勉強に重点を置きたいのであればたくさんの選択肢があるオークランド、 英国調の雰囲気を味わいたい人はクライストチャーチ、 自然を楽しみたい人はネルソン、 アクティビティをやってみたい人はタウポ、 というように、目的によって選ぶ学校は変わります。

ヨーロッパで認知度の高いCambridge検定や、日本での就職に役立つTOEIC、ニュージーランドやオーストラリアの大学に進学する際に必要な IELTSなど、試験対策コースを選択するなら、レベル数も多く、カリキュラムのしっかりした大規模校を選ぶことがポイントです。

 

語学学校の費用

ニュージーランドのインフレーションに伴い、語学学校の学費は年々上昇しておりますが、2014年現在の平均(週当たりの)授業料はNZ$370/週(約30,000円、1週間・フルタイム)です。これに、入学金NZ$100~200くらいが加算されますので目安にしてください。 また月々の生活費は、学費を除く宿泊費、食費を含めNZ$1,000/月~NZ$1,200/月くらいと考えると良いでしょう。

 

学校の選び方

習得したい英語力によって、または各個人の性格により選ぶべき学校は変わってきます。当然、しゃべれるようになりたいのであればスピーキング重視の学校。TOEICやIELTSなどのテストでハイスコアを狙うためであれば、それら試験対策のしっかりした学校となります。

多くの留学エージェントは、生徒さんと対面、もしくはEメールでカウンセリングを行い、その生徒さんに適した学校を紹介します。しかし、30分や1時間の 対面カウンセリングもしくは、50通ものメールのやりとりだけでは生徒さんを完全把握するのは時として困難でもあります。ご出発に学校を決めず、ニュージーランド渡航後、学校見学や無料体験レッ スンに参加し、ご自身の身体で現場を体験してから、自分にあった学校を見つけ出すのも良いでしょう。

語学学校卒業は、正直履歴書に残る学歴とはなり得ません。だからこそ払ったお金に見合った英語力を身に付けることで、自己投資分が回収できることになりま す。学校の環境や雰囲気は年間を通して変わることがよくあります。常に最新の学校情報を得たい、皆さんそう考えられます。では、どうするか?学校へ行けば 良いのです。ちょっと無料体験レッスンを受けてみれば良いのです。そうすることで、「こんなはずではなかった」留学というものがなくなります。とは言うも のの、全国100校以上ある学校の中から、自分に最良のものを選ぶのも至難の業ですね。そこでニュージーランド語学学校紹介デスクでは、皆さんの学校絞り込みをするお手伝いをいたします。

 

ニュージーランドの高い教育水準の背景

ニュージーランドの教育水準は、世界的にも高いとの評価を受けています。日本と比べ、歴史の浅いこの国は移民から成り立っており、他国の文化、思想を尊重 する姿勢が当初から求められていました。違いを受け入れるところの寛容性が、その後の高教育水準の基盤を作ったのではないかと言われております。

欧州からの派生国家であるものの、地理的要因から欧州には属さない。一方、インドネシアやタイに代表される東南アジアとの距離が近く、国交が盛んにもかかわらずアジアにも属さない。つまり、国がアイデンティティーを確立するためには、知を鍛えなければなりませんでした。

しかし、人口400万人程のニュージーランドの国内総生産GDPはアメリカや日本、イギリスまた、お隣オーストラリアのそれと比較してもスケールが小さいです。よって、近年では高等教育を受けた若い人がどんどん海外へ流出してしまう問題も起きています。